株価指数CFD(Contract For Difference:差金決済取引)は東京金融取引所に上場されており「くりっく株365」と呼ばれています。
米ドル/円などの為替にレバレッジをかけて売買するのがFXです。
CFDはFXの株式版であり、レバレッジをかけて売買することができます。
つまり、少ない資金で大きな取引をすることができます。
レバレッジをうまく利用すれば、資金を効率的に使って利益をあげることも可能です。
【目次】
くりっく株365の銘柄は4種類
◎NYダウ
◎DAX®(ドイツ主要銘柄30)
◎FTSE100(イギリス主要銘柄100)
「日経225」
日本の代表的な株価指数である日経平均株価を対象とする差金決済取引で、取引単位は1枚(指数×100円)です。
「NYダウ」
アメリカの代表的な株価指数であるダウ・ジョーンズ工業株価平均を対象とする差金決済取引で、取引単位は1枚(指数×100円)です。
「DAX®」
DAX®証拠金取引のこと。
ドイツの代表的な株価指数であるDAX®を対象とする差金決済取引で、取引単位は1枚(指数×100円)です。
「FTSE100」
FTSE100証拠金取引のこと。
イギリスの代表的な株価指数であるFTSE100種総合株価指数を対象とする差金決済取引で、取引単位は1枚(指数×100円)です。
くりっく株365は、外国の株式市場に日本円で投資でき、為替のことは考えなくてもよいのも特徴の一つです。
くりっく株365には配当があり、特にFTSE100は配当利回りが高くお薦めです。
保有期間中は利息もかかりますが、その利息を差し引いても、株価指数CFD4種類の中で一番多く配当をもらえます。
FTSE100の証拠金は2019年7月1日現在26,000円ですが、金利差引後の配当金が22,216円(2018年の実績)なので、FTSE100、1枚当たり85.4%の配当が貰えます。ただし、必要証拠金のみのフルレバレッジで運用するとすぐロスカットされてしまいますので、気を付ける必要があります。
仮に1枚20万円の証拠金で運用した場合でも「年利11.1%」になります。安全に運用できるうえに年利が10%以上なので、有望な投資対象であるといえます。
ただし、FTSE100はスプレッドが約5,000円なので、1枚買ったとたんにマイナス5,000円になるので注意が必要です。
くりっく株365の特徴
くりっく株365には次のような特徴があります。
・ほぼ24時間取引ができる
・日本の祝日でも取引ができる
・配当金相当額がもらえる
・為替リスクがない
・売りからも始められる
・証拠金が少額で済む
・株価指数に投資
・複利で資産形成できる
レバレッジを上げたことによるロスカットなど、気をつけるべき点もありますが、それでもくりっく株365は使い方によっては非常に有望な金融商品だと思います。
リスクが高いとリターンも大きくなります。リスクとリターンのバランスを考慮しながら活用することがとても大事ですね。
【注意】
くりっく株365について東京金融取引所は、2020年9月を目途に、最長1年程度を決済期限とする新しい「くりっく株365」を上場する予定と発表しています。
これに伴って、現在の「くりっく株365」は、2021年3月を目途に上場廃止となる予定です。
取引最終日までに転売・買戻されなかった未決済建玉は、最終決済価格で決済されるとのことですので、注意が必要です。