外貨に替える「為替手数料」を「2銭/ドル」にする方法
◆SBI証券の為替手数料は25銭/ドル
SBI証券で外国株式や外国ETFなどを購入するためには、取引の際に「円貨決済」する方法と、予め外貨(ドル)を用意しておいて「外貨決済」する方法があります。
円貨決済を選んだ場合は、為替手数料が「25銭/ドル」になります。
つまり、10,000ドル(約1,150,000円)の買付の場合は、為替手数料が2,500円かかることになります。
為替手数料は少しでも安い方がいいのですが、この為替手数料を少しでも節約する方法がありますので、以下に説明したいと思います。
◆住信SBIネット銀行であらかじめドルに替えておく
SBI証券で直接、円貨決済する場合は為替手数料が「25銭/ドル」になりますが、住信SBIネット銀行であらかじめ円をドルに替えておけば、為替手数料を安くすることが出来ます。
住信SBIネット銀行の「外貨普通預金」で米ドルを買付すると、為替手数料が4銭/ドルになるのです。
この場合、10,000ドル(約1,150,000円)では為替手数料が400円となり、SBI証券で直接、円貨取引する場合に比べて「約1/6」になります。
◆用意した外貨はSBI証券側で入金手続き
外国株式や外国ETFなどを購入するためには、住信SBIネット銀行で用意した外貨をSBI証券の口座に移しておく必要があります。
この場合、住信SBIネット銀行から送金するのではなく、SBI証券側で入金手続きをする必要がありますので注意が必要です。
SBI証券の「入出金・振替」⇒「外貨入金」画面に進み、入金手続きを行います。
入金手続きが完了すると、外貨での取引が可能になります。
◆為替手数料を「4銭/ドル」から「2銭/ドル」にする方法
住信SBIネット銀行の「外貨普通預金」で米ドルを買付すると、為替手数料が4銭/ドルになりますが、「外貨積立」を選択すると、為替手数料が2銭/ドルにすることができます。
「外貨積立」は、言葉の通り「積立」なので、定期的に積立することになりますが、積立した直後に解約すれば、スポット買付したのと同じになります。裏技的な買い付け方法ですが、この方法だと、為替手数料を「4銭/ドル」から「2銭/ドル」にすることができます。
なお、買付した外貨は、上記の通りSBI証券の口座に移しておけば、いつでも外国株式や外国ETFなどを購入することができます。
◆外貨は米ドル建MMFを買付して有効に運用
SBI証券の口座に移した米ドルですぐに外国株式や外国ETFなどを購入しないで、そのまま置いておく場合もあると思います。
その場合は、米ドル建MMFを買付しておくとよいでしょう。
「取引」「投資信託」「外貨建MMF(買付)」を選ぶと、米ドルでは四つのファンドを外貨決済では10米ドル以上から買付することが出来ます。
外貨建MMFは、主に外貨建の公社債を投資対象としている投資信託で、買付や売却の手数料は無料で年率換算利回りが高いもので0.081%(2022/01/10現在)と、定期預金よりも利率が高いのが特徴です。
外国株式や外国ETFなどを購入したい場合は、手数料は無料で売却すればすぐに購入資金を準備することができ、便利だと思います。